妊娠初期は椎間板ヘルニアでネットを漁り、出産直後は胎盤剥離って何だったの?と携帯で検索し、今は世の超低出生体重児の母が書いてくれていたブログに救われています。
ネットでこれだけ助けられたけど、もしかしたら私の経験したことも誰かの助けになるのかな?
こういう人はあんまりいないだろうけど、あんまりいないからこそお役に立つ事もあるかもしれません。
主に自分が書いてスッキリするためだけど、ちょっと詳しく書いてみようと思いました。

超低出生体重児ブログをみる

けいちゃんは元気に育っていて、いま685gです。看護婦さんからは「胎児から乳児になってきたわね〜」確かに・・・3日程前からやたらほっぺがぷくぷくになり、今日はあご下にもたっぷり肉がついているのを確認しました。かわいいです。12cc飲んでます。

あっというまに10月に入っていて、ネットで調べるのが怖い、と書いていた前の日記からもうそんなに経つのか・・・搾乳の量が減ってきたので検索していたら、超低出生体重児のお母さんのブログをいつの間にか見ていました。やっぱり不安になったけど、安心したところもたくさんありました。
ほんとにどうでもいいんだけど、けいちゃん鼻の穴が大きいんだよね!でもそのブログで美幼児に育っている子のNICU時代の写真がそっくりだった。よくぞ公開してくれました。
サングラスを外して仰向けに寝ていると(面会時はうつ伏せが多い)私の祖父そっくりで、「ちっちゃいおじいちゃんがいる!」と衝撃をうけました。

最近おむつ交換時に手伝いをさせてもらえるようになりました。お尻を持ち上げようとするとフンッと自ら上げる息子、えらいぞ〜。あとは清浄綿でおしりを拭くくらい。
排泄量も毎時計測されてるので、すぐには換えてもらえないこともしばしばです。もぞもぞしているのでかわいそうだけどほほえましい…はやく自分で換えてやれるようになりたいな。
今のところできるのはこれと測温、タッチングです。
看護婦さん曰くやわらかく囲まれていると安心するそうで、出来るだけ保育器にへばりついて手をあててます。うごうご暴れている時もこうすると落ち着くけど、寂しいのかなと思うとちょっとでも長く触っていたいです。

たまに将来の不安を考えてしまったり、搾乳と面会通いだけなのにまだ体力が追いつかなくて、何もかも悪く取ってしまったり、だんなに当たってしまったりもしました。
今日みたブログのお母さんたちは明るくて前向きですごいなあ。でもそんなお母さん達でも不安になった由、安心しました。私もとても不安です。不安なときは不安だって言った方が心にいいんじゃないかと。はっきり言うぞ。そういえば手術の時も終始キッパリ「怖いです!」って言っていました。なんせずっと歯の根が合わなかったもんね。
その時は頭では「ただの帝王切開で子供が無事なら何も怖くなんかない」と思っていたのに不思議です。(後から怖い状況だったと知った)
今は頭ではめっちゃ怖いけど、毎日なんとか過ごしていったら、なんとかなるかもしれない気がして、毎日「今日も大丈夫だった、よかった!」と過ごしてたらもう4週間経っていた。
きのうで28週4日目、次の目処は30週です。ずいぶん遠く感じたのにもうすぐです。

16日に退院して、もう5日も経つなんて早すぎる!
2週間で422gから507gまで増えてくれました。みるみる太くなってて、最初おしりの肉がなくてびっくりしたけどぷくぷくしてきました。
入院中、母が超低体重児の親御さんのブログを見つけたよ云々と教えてくれたので、検索してみたけど一緒に出てくる関連ワードだけで怖くてもう見れない。比喩じゃなく背筋が寒くなった。
どんなに他の人を見ても、確率をきいてもどうなるかなんてわからないし、今日いま元気でいてくれてくれたらそれでいいじゃないか
でも本当ならまだおなかの中でぬくぬく育っていたはずなのに、外界にさらされて、点滴を受けて、布団の上で体勢も自分では変えられなくて・・・自分がベッドの上で感じた以上のことをこの子も感じてるかもしれない、と思うとほんとうに申し訳なくてならない。
へその緒の癒着があったのでそのままでは低酸素になってしまっていたかも知れず、出てきたのは良かったと言ってはもらえるけど、そうなった原因はわからなくてやっぱり何がいけなかったのかと毎日考えてしまう。

見てる人いたら暗くてごめんなさいね。でもどこかに吐き出したいので書きます。

今日はけいちゃんは黄疸が強かったんだけど、光とお薬(アルブミン)でよくなりました〓少し大きくなったので、呼吸器の管をはめなおしてもらいました。おっぱいは9に増えて、うんちもいっぱいでています〓

13日は3.5、14日には4.5と順調に飲める量が増えてて嬉しい。
72時間の壁というものがあって、この時は本気で神様仏様ご先祖様に祈りました。無事に越せたので皆がくれたお守りの神様も含めて、御礼参りしないと。
13日には体調も安定してきたのでうつぶせ寝にポーズ変更。赤ちゃんはこの方が呼吸が楽らしい。でもやっぱりじたばたしている。
14日、暴れるのでお布団を少し包み込ようにかさ増ししてもらっていた。かわいい。
担当の先生から、状況と今後の展開の説明があった。覚悟していたよりずっと明るい見通しでほっとした。こんなに小さいのにほんとに頑張っていて、生きててくれてほんとによかった。子は宝です。

手術しました

胎盤剥離で9月8日に帝王切開、子供は422gと小さいながらちゃんと生きてて元気に動いています。
まだ24週、7ヶ月で生まれてこうして母子ともに無事なのは奇跡だと思う。
忘れないと思うけど書いておきます。
妊婦検診で胎盤肥厚が見つかったけど子供は心拍もしっかりしてるし様子見、となったその夜に張りが酷くなって入院→翌日ベッドの空きがある内にとNICUのある病院へ搬送→着いて診察後にどばっと出血、緊急帝王切開
子供は超優秀で出血しても心拍が下がらず、びびって泣き叫ぶ母を励ましてくれました。

即手術の準備、血を抜かれつつ反対で点滴を入れられ毛を剃られ問診受けて同意書にサインして、この辺で旦那が到着、ストレッチャー動きます!てなったら車輪がいきなり一個壊れてうまく進まない。ガタガタいいながら看護婦さん達がなにこれー!ほんとごめんねって半泣きで運んでくれました。ジュニアの命がかかってるからすごい焦りつつ可笑し過ぎて呆れて正気に戻りました。
半身麻酔で、取り上げられるまでは余裕だったけど以降急に息苦しくなって、もうジュニアを見せてくれても手しか見えなかった。あとはもうひたすら長く苦しく、吐き気と喉が渇くけどもちろん何もくれない。後で聞いたら普通取り上げ後は完麻にしてくれるらしいんだけどなんでだろ…
15時前出産で、その晩は家族が来てくれたけどひたすら腹立たしい痛みで息がほとんどできない。酸素マスクが暑いけどしないと苦しい。いっそ殺して欲しいと思ったけど実際うっかりすると死んでた手術みたいでした。だから完麻しなかったのかな。
ジュニアが助かったからもういいよ…と思ったけど、今は生きててよかったです。


9日、手術後一晩過ぎたらなんとか話せる位に回復した。もうろうとしながら初乳を絞られる。飲むのはまだ1cc 午後には車椅子でジュニアに面会できました。ちっちゃいけどちゃんと赤ちゃんだった。この時はまだ生きててくれてよかった、位しか実感がなかった。
10日の昼には立って歩いてシャワー、面会ができた。肺から出血があり、持ち直したが乳飲む量が0.5に下がる。意外と歩けるようになったので、夜面会時間ぎりぎりに思い付いて一人で面会に行ったら、急に物凄く愛しく大事な自分の子供だ!と自覚してびっくりした。興奮して寝れなかった。
11日、昼前に大部屋に移る。この日の内に1.5まで乳の量が増える。出る量自体は初日からびっくりされる位出てて、ほめられていい気分に。めっちゃ余るけど出る量をキープ出来るように出るだけ出して冷凍しています。
12日、今日は2.5まで飲めるように。超うれしい。